ナミビアは、R/V Dr. Fridtjof Nansen調査による海洋モニタリング・データの品質管理、処理、解釈、報告の方法に関する混合トレーニング・コースの実践セッションに参加する、アフリカの12カ国から17人の科学者と技術者を受け入れている。
このコースは、FAOのEAF-ナンセンプログラムが、ユネスコ・IOCアフリカ及び隣接島嶼国小委員会、ユネスコ・IOC IODEプロジェクトオフィス、OceanTeacher Global Academyと協力して開催しているもので、アフリカ全域の漁業科学と管理を支援するための観測海洋学のノウハウ生成における地域協力の礎石となるものである。
最後に、この共同イニシアティブは、アフリカ周辺の海洋の持続可能な開発のための変革的パートナーシップを促進することにより、海洋訓練、研究能力、データ・情報・知識・技術への公平なアクセスに関して、「アフリカのための海洋の10年ロードマップ」で特定された既存のギャップや課題に取り組むことを目的としている。
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IODEについて
ユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)の「国際海洋データ・情報交換」プログラム(IODE)は、1961年に設立された。その目的は、参加加盟国間の海洋データと情報の交換を促進し、データと情報製品に対する利用者のニーズに応えることによって、海洋研究、開発、開発を強化することである。
オーシャン・ディケイドについて
国連総会によって2017年に宣言された「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年(2021〜2030年)」(以下、「海洋の10年」)は、海洋システムの状態の衰退を逆転させ、この巨大な海洋生態系の持続可能な開発のための新たな機会を触媒するために、海洋科学と知識生成を刺激することを目指している。海洋の10年」のビジョンは、「私たちが望む海洋のために必要な科学」である。海洋の10年」は、海洋システムのより良い理解を達成するために海洋科学の進歩を加速し、活用するために必要な科学的知識とパートナーシップを開発し、2030アジェンダを達成するための科学的根拠に基づく解決策を提供するために、多様な分野の科学者と利害関係者のための招集枠組みを提供する。国連総会は、ユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)に「海洋の10年」の準備と実施の調整を委任した。