最近、「国連海洋の10年」の公式活動として承認された国際シンポジウム「Human Impacts on Marine Functional Connectivity (HI-MFC 2023)」が、2023年5月22日から25日にかけて、セシンブラ（ポルトガル）で開催されます。
この4日間のイベントは、「海の10年プロジェクト」（SEA-UNICORN）と「国際海洋探査協議会」（ICES）の共催で行われます。人間活動が海洋機能的連結性（海洋生物の移動によって生じる場所や生息地間の遺伝子、種、物質、エネルギーの交換）に与える影響に関する最新の知見を共有し、議論するために、世界中の科学専門家、海洋管理者、政策立案者が一堂に会する予定です。
最初の3日間は、5つのテーマ別セッションに分かれ、異なる空間的・時間的スケールで、様々な人為的圧力に対応した海洋種の分布と移動における過去・現在・予測の変化と、海洋と海の機能および持続的管理に対するその意味について口頭発表とポスターを中心に交流することができる予定です。MFCの変化に関する知識と経験をグローバルかつ学際的に交換することで、新たな適応策や緩和策を提案し、（1）生態系科学と領域内・領域間の接続性に関するグローバルな知識、（2）海洋生態系の構造と機能を変える圧力の影響に関する理解、（3）海洋管理・保全フレームワークを前進させることができる。
最終日の朝には、会議で発表された新しい知識やツールについて考える2つの並行ワークショップが開催される予定です。最初のワークショップは、科学と社会の接点において、産業革命以前のMFCパターンの変化を探るために、地理歴史データ/知識をどのように適用するのが最善かを検討し、将来の種の分布の変化と生態系サービスに対するその影響をより良く予測する。2つ目は、科学と政策の接点において、持続可能な開発のための意思決定プロセス、計画、政策を強化するために、MFCデータを組み込んだ行動やツールの共同創造において、政府やNGOの利害関係者とのより良い関わり方について特に議論します。特に、地政学的な課題や国境を越えた協力、国際的な取り組みなど、一国のレベルを超えた取り組みに重点を置きます。
科学者の登録とアブストラクトの提出は終了しましたが、関心のあるステークホルダー（NGO代表、海洋管理者や政策立案者など）およびジャーナリストの参加は引き続き歓迎します。このイベントは、海洋機能連結性と持続可能な海洋管理・政策におけるその重要性をより深く理解する絶好の機会となることでしょう。
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詳細については、下記までご連絡ください：SEA-UNICORN Action chair、Dr. Audrey Darnaude｜E-mail:audrey.darnaude@cnrs.fr
