承認された「海洋の10年」活動ニュージーランド海洋科学協会(NZMSS)会議は、「国連海洋の10年」に対するアオテアロア・ニュージーランドの取り組みとコミットメントを促進する貴重な場となった。
NZMSS会議には243名の参加者が集まり、合わせて121件の口頭発表と40件のポスター発表が行われた。出席者の中には、イウィ、ニュージーランドおよび海外の大学や研究機関、地域保護団体、地域評議会、環境コンサルティング会社、海洋分野に責任を持つすべての政府機関の代表者が含まれていた。
基調講演を行ったNZの10年委員会のリンダ・フォークナー委員長や、津波調査におけるアオテアロア・ニュージーランドのリーダーシップについて発表したビル・フライ博士、アオテアロア・ニュージーランドにとっての海洋親和性について概説したジェームズ・トレムレット氏は、「海とは誰か」という問いについて聴衆と議論した。
リンダ・フォークナー氏の基調講演では、科学、先住民の考え方、そして「10年」を結びつけることの重要性が強調され、科学者たちは、自分たちの仕事を「10年」と結びつけることの利点と機会を再認識した。彼女は、「先住民の知識」を「ニュージーランドの10年」を支援するニュージーランド人の活動の中核に据え続けるという、アオテアロア・ニュージーランドのアプローチに焦点を当てた。
アオテアロア・ニュージーランドの「海洋の10年」に対する取り組みは、ニュージーランドと太平洋の先住民の知識、慣習、価値観、世界観から導き出されたユニークなものである。
知識体系を織り交ぜることはニュージーランドでは一般的であり、ニュージーランド人がどのように科学や研究に取り組み、どのように互いに協力し合うかについて、独特のアプローチを生み出してきた。
