海洋大型生物とは、体重45kg以上の海洋動物と定義される(Estes et al., 2016)。通常、クジラ、イルカ、ウミガメ、マナティー、サメ、エイ、およびその他の捕食性魚類が含まれる(Moleón et al., 2020)。 海洋大型生物データを科学・政策目的に共有・公開することは、種の生息状況や移動経路に関する理解と知見の深化に寄与する。これにより、民間・公共セクター組織による政策立案、海洋管理、海洋活動計画の改善を通じ、より持続可能な海洋利用が実現可能となる。海洋大型生物データは、大型海洋動物の分布・個体数動向・生態的役割の解明、ならびに種とその生息地を保護するための保全・管理活動の指針としても極めて重要である。
本データ共有ガイドラインは、すべての企業および下請け業者に対し、既存および将来の海洋大型生物データを共有することで海洋生態系に関する集合的理解に貢献するよう促すものである。この協力は、海洋における保全活動の推進と持続可能な慣行の促進に不可欠である。本ガイドラインは、海洋大型生物データの共有に関する基本的な疑問(データの種類、共有先、データ品質、所有権の考慮事項など)に対処することで、海洋事業者および企業を支援することを目的としている。