ひとつの海、ひとつの声:国連「海洋の10年」の優先課題に関する世界的なアーリーキャリアの視点。
世代間の多様性は、持続可能な目標を達成するための中心的な要素である。そのため、「国連持続可能な開発のための海洋科学の10年」(2021~2030年)が直面する主な課題の1つは、アーリーキャリア海洋専門家(ECOPs)の世代と、現在海洋の持続可能性の舵取りをしている上級研究者や意思決定者のコミュニティの橋渡しをすることである。
本調査では、108カ国1,344名のECOPの視点から、「海洋の10年」における研究と能力開発の優先課題、およびECOPの参加と能力開発における障壁を明らかにする。地理的・専門的な分野にわたる結果から、気候変動とその社会的・生態学的影響に関する研究が、調査対象となったECOPにとって統一的な研究優先事項であることが示された。