
This story is a part of the GenOcean campaign — an official Ocean Decade campaign showcasing Decade Actions, collaborating organizations and ocean leaders that focus on youth and citizen science opportunities to help anyone, anywhere be the change the ocean needs.
この「海の10年対談」の新版では、アーリーキャリア・オーシャン・プロフェッショナルのディエゴ・サンチョ・ガジェゴスが、Save the Wavesアプリ・プロジェクトを深く掘り下げ、沿岸コミュニティの支援、海洋アクセシビリティの促進、データ収集、海洋汚染の撲滅など、さまざまなトピックにおけるその重要性を紹介します。また、次回のワールド・サーフィン・リザーブズへの応募方法についてもご紹介します。私たちと一緒にこの波に乗り、沿岸のスチュワードになる方法を学びましょう!
- この重要な運動に参加しようと思ったきっかけを教えてください。
私は太平洋とカリブ海に囲まれたコスタリカで育ったので、幸運にも多くの時間を水中や水辺で過ごすことができた。そのため、海を研究し保護することを生業にしたいと思うようになり、この情熱を追求するためにカリフォルニアに移り住んだ。海は世界中の人々に生活の糧を提供する一方で、他に類を見ない自由と驚異の感覚を与え、海の周りに住む人々に多大な喜びと幸福をもたらしていると思います。私の目標は、海が経済活動の源であり続けながら、私たち全員が楽しめるこの畏敬の念を抱かせる風景であり続ける未来に向けて活動することです。
- 10年プロジェクト Save the Wavesの取り組みは、「海の10年」にどのように貢献できると思いますか?
国連の「海洋の10年」活動である「Save The Waves」アプリは、日常的にサーフィンをする人や海水浴に行く人が、これらの海域への脅威を報告することで、自分たちの海岸や浜辺を守ることができるようにするものです。海洋の長期的な持続可能性を確保するためには、できるだけ多くの人々を巻き込む必要があり、このアプリはまさにそれを目指しています。私たちは常に、ユーザーがアプリで報告した問題に対応できる団体とユーザーをつなげ、同時に非常にシンプルな行動(写真を撮ってアプリに投稿する)を通じて、新たなステークホルダーを教育し、海洋保全に参加させ、これらの問題に対する現実的な解決策を見出すことに取り組んでいます。規模が大きくなれば、これは回復力があり、保全に重点を置く沿岸地域社会を支援する複数の利点があると思う。
- サーフィンの生物多様性ホットスポットの保全問題に、私たちはどのように対処すればよいのでしょうか?セーブ・ザ・ウェイブスが2030年までに1,000のサーフ生態系サイトを保護するためにどのように取り組んでいるか説明してください。
Save The Wavesの目標は、2030年までに1000のサーフ・エコシステムを保護することです。サーフィンの生態系とは、サーフィンのための素晴らしい波が発生し、動植物が生息し、地域社会が生計を立て、レクリエーションを行う、陸と海の接点のことです。これらの生態系には最もユニークな生物が生息しており、適切な方法で管理されれば、観光を通じて持続可能な収入源となる。これらの資源を保護するため、私たちの戦略は「保護」「管理」「防御」という3つの重要な要素に重点を置いています。私たちは、法的に保護された地域(Protect)、効果的なスチュワードシップ(Steward)、そして動員された有権者(Defend)が、サーフィンの生態系の長期的な保全に成功すると信じています。それぞれの例として、これらの場所を保護するためのWorld Surfing Reserves(WSR)とSurfing Protected Area Network(SPAN)プログラム、Save The Waves App、スチュワードシップを成功させるための私たちのお墨付きであるDecade Action、脅威にさらされているサーフィンの生態系を守るためのCampaignsプログラムなどがあります。Save The Waves Appを使って海岸の効果的なスチュワードになることで、すべての海の利用者がこの戦略の一部になることができるのです。

- Save the Waves」アプリから、海洋災害に対するコミュニティの回復力を高め、「海洋汚染の10年」の2つの課題である海洋汚染を克服するために、あるいはそれ以上に、どのような主要データにアクセスできるのか?沿岸地域の意識を高め、コミュニティを支援するための次のステップは?
Save The Wavesアプリは、ユニークな沿岸の脅威監視ツールです。私たちは、ユーザーが脅威と感じる可能性のあるあらゆるものを6つの主要カテゴリーと7番目の「一般的」カテゴリーに分類してマッピングしています。ゴミと海洋ゴミは、私たちのデータセットの半分以上を占め、最も一般的で特定しやすいため、私たちはこれらのデータを使ってゴミのホットスポットをマッピングし、データを世界的なマッピングの取り組みにつなげ、ゴミに取り組む努力を一歩進めるためのリソースをユーザーに提供しています。また、海岸浸食や激しい海岸の鎧化など、海面上昇の影響もアプリを通じて追跡しています。これにより、最も脆弱なサーフィンのコミュニティがどこに存在するかを理解し、気候変動への回復力を高めるための代替策を描くためのデータが得られます。海へのアクセシビリティは、私たちがアプリで取り組んでいるもうひとつの重要な課題です。アクセシビリティには、海岸への物理的なアクセスと良好な水質の両方が含まれ、その両方によって人々は安全で健康的な方法で海岸の海を利用することができます。私たちは水質の問題とアクセスの問題を別々に追跡していますが、どちらも誰もが楽しめる安全でアクセスしやすい海につながるものです。
アプリの次のステップは、ユーザーとパートナーのネットワークを拡大し続けることです。今後の重要なステップは、より多くの報告を、アプリで報告された問題の根本原因に取り組む、実際の現場でのスチュワードシップ・プロジェクトにつなげることです。私たちはこれまで、地元の団体やコミュニティと提携することで、いくつかの問題に取り組むことに成功してきました。
- アプリを世界に広めるための次のステップは?
パートナーシップは、脅威に対応する上でも、アプリを広める上でも鍵となる。私たちは地元のコミュニティや団体と協力し、サーファーやビーチに行く人たちにアプリの有用性をトレーニングしています。世界中にパートナーが増えれば増えるほど、アプリのインパクトは大きくなり、より多くの人に知ってもらうことができます。ソーシャル・メディア・キャンペーンは情報を広める上で常に役立ちますが、私たちは、これらの問題の解決に投資する最も熱心なユーザーを生み出すのは、有機的で草の根的な成長であると認識しています。私たちのパートナーの多くは、ソーシャルメディアのアウトリーチや既存のコラボレーションから生まれているため、たいていのことがそうであるように、この2つのアプローチは組み合わせることでより効果的になります。
- Save the Wavesの活動にインスピレーションを与えた本や歌、ポッドキャストをお持ちですか?
はい!私のお気に入りは、Firewire SurfboardsのThe Wire podcastsのエピソード#62「How To Save a Surf Spot with Nik Strong-Cvetich; Executive Director of Save The Waves Coalition」と、Kyle Thiermann podcastのエピソード#153「How To Save A Wave - Nik Strong-Cvetich」です。
本に関しては、ジャイマル・ヨギスの『ソルトウォーター・ブッダ』が中学生の時に読んだ本の中で最も衝撃的だったと思う。また、ウォレス・J・ニコルズ博士の "Blue Mind "は、なぜ海が私たちを惹きつけるのか、あるいは別の見方をすれば、なぜ私たちはもっと海で時間を過ごすべきなのか、ということに興味がある人には必読の書だ!

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