ユネスコの政府間海洋学委員会(IOC/UNESCO)、El Centro de Estudios Avanzados en Zonas Áridas (CEAZA)、Universidad Catolica del Norteをはじめとする多くのパートナーやスポンサーが、2023年11月6日から12日まで、チリのラ・セレナで、海洋酸性化と脱酸素化の最新科学を教えるGOOD-OARS-CLAP-COPASサマースクールを開催した。
このような学校は、2019年に中国のアモイで開催されたのに続いて2回目となる。
この学校のコンセプトは、IOCが支援する2つの専門家グループ、世界海洋酸素ネットワーク(GO2NE)と世界海洋酸性化ネットワーク(GOA-ON)の創設である。これらのグループは、脱酸素と海洋酸性化についてグローバルかつ学際的な視点を提供し、その多面的・累積的影響についての理解を深めることに注力している。これらのネットワークは、酸性化と脱酸素化が進行する中で海洋資源を保護するために、政策立案者に科学的助言を提供している。
彼らは、国連の「持続可能な開発のための海洋科学の10年」プログラムである「世界海洋酸素の10年(GOOD)」と「持続可能性のための海洋酸性化研究(OARS)」の2つの関連プログラムと協力し、キャリアの浅い海洋専門家の参加を促す手段として、サマースクールの枠組みを開発した。
チリのサマースクールは、17カ国から集まった33名の若手研究者が、各分野の世界的な専門家15名以上と知り合う絶好の機会となった。海洋酸性化と脱酸素化のさまざまな側面に関するプレゼンテーションのほか、モデリング、実験室での実験、船上での測定と分析、コミュニケーション・トレーニング(主に科学的な)、科学における倫理の紹介など、実践的なセッションが盛りだくさんだった。プログラムの最後には、生徒と教師がトンゴイ湾の沖合ホタテ養殖プラットフォームを訪れ、地元のホタテ養殖協同組合の関係者と交流した。
スクールを経験した生徒、講師、主催者は、成功するキャリアのためのプロフェッショナルなネットワークを開発するために、新しいアイデアと新しい友人を持って前進する。次回のGOOD-OARSサマースクールは2025年に開催される予定です。
海洋酸素についての詳しい情報は、GO2NE/GOODのEメールリストに登録し、海洋酸素のウェブサイトをご覧ください。
海洋酸性化に関するさらなる洞察は、GOA-ON会員になって GOA-ONウェブサイトをご覧ください。
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