主導機関:
スクリプス海洋研究所 - アメリカ合衆国(USA)
西海岸海洋生体分子観測ネットワークは、南カリフォルニアにおける海洋酸性化、有害藻類発生、漁業評価などの重要な問題に対処するため、生体分子技術の統合を推進することで、海洋管理に革命を起こそうとしている。
しかし、海洋生態系における分子ツールの開発と応用は、学問分野内でも、空間的にも、部門間でも、孤立したものとなっている。このため、持続可能な海洋管理を支援する海洋バイオモニタリングのための分子ツールの進歩は孤立し、導入も遅れている。
このような障壁を取り除き、これらのツールの導入を促進するために、私たちは西海岸海洋生物分子観測ネットワークの設立を提案する。このネットワークは、海洋観測プラットフォームと地域の利害関係者が協力し、主要な生態系管理と公衆衛生の優先課題に取り組むために、分子的アプローチによる地域バイオモニタリングの統合と標準化を推進する。例えば、海洋酸性化や低酸素症の影響、有害藻類(HAB)の検出と予測、漁業や保護種の評価などが含まれる。
開始日:2022年09月01日
終了日:2030年01月01日
主導的連絡先Erin Satterthwaite, UCSD(esatterthwaite@ucsd.edu); Nastassia Patin, NOAA(nastassia.patin@noaa.gov); Zachary Gold, PMEL/NOAA(zachary.gold@noaa.gov); Susanna Theroux, SCCWRP(susannat@sccwrp.org)